2018.04.26 『ナカヨクヤリナ』

そのうち春と秋が無くなって二季になってしまうんじゃないかと思う今日この頃。

皆様いかがお過ごしですか??

 

どーも。

鷲尾直人です。

 

公演が終わり早三日、日夜PCに向かう日々を過ごしております。
メンバーもそれぞれに、日常と戦っております。

 

遅ればせながら、
7millions-ナナミリオンズ- in 2018 七年目の春
『ナカヨクヤリナ』
無事終演致しました。

苦しみもがきながら板の上で生きザマを晒してくれたキャストの皆様、

作品の世界観を繊細に美しく創り上げてくれたスタッフの皆様、

陰ながら我々を支えてくださった皆様、

そして作品を共に創り上げてくださったお客様、

この公演に携わってくださり応援してくださった全ての皆様。

心より感謝しております―

 

「許すとは何か?」

このなんとも答えの無いような壮大なテーマを掲げた今作。

構想から公演を終えるまでの間、

僕自身もひたすら考えながら挑んだ公演でした。

僕だけでなく、役者全員が常に考えていた事でしょう。

でも、答えが出たかどうかは分かりません。

もしかしたら答えなんて無いのかもしれません。

それでも皆、板の上で必死に生きました。

必死にもがき苦しみ、全力で人と向き合い、幸せになろうと生きました。

それが、僕の出した答えなのかもしれません。

沢山苦しんだら、幸せになって欲しい。

その幸せの根幹には、人への想いがあるのだと。

世の中そう上手く行く事ばかりでは無いですが、

そうあって欲しいという僕の想いです。

 

主人公である律子のお母さんに向けて皆でお経を読むシーン、

板の上で初めての感覚を味わいました。

必死に想いを込めてお経を読む皆、それを温かく見守るお客様。

なんて想いに溢れた素晴らしい時間なんだ。

この時間が永遠に続けばいいのに。

僕がリンを鳴らさなければ、もっとこの時間が続くのに。と。

そんな事を思ってしまったものだから、千穐楽は少し長かったです(笑)

そんな感覚を味わえたのも、皆様が居てくれたから。

 

結局のところ、

一人じゃなにも成しえない。

演劇も。

人生も。

だから僕はこれからも、

人を想って生きたいと思います。

そして僕はこれからも、

毎年正月にはお墓参りをします。

 

願わくばこの作品の生きザマが、

あなた様の人生の良きスパイスとなりますよう。

 

―ありがとうございました!!

 

7millions-ナナミリオンズ-主宰      ―鷲尾直人―




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