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2023.08.14 いつかのお盆

日本列島が7号によっててんやわんやな今日この頃。

皆さまいかがお過ごしですか??

 

鷲尾直人です。

 

7millions in 2023 いつかのお盆

『サイテコボレテ』

コボレました。

 

楽日は情緒不安定な空模様でしたが、

お客様が劇場に足をお運びいただく瞬間には、

奇跡的に雨は止んでくれていました。

きっと天照大神的な人が、下北沢の空に向かって両手を掲げ、

「散っ!」と叫び続けてくれたからでしょう。

とは言え、帰りは交通機関が止まって帰れないかもしれない可能性がありながらも、

遠方から駆けつけてくれた親戚みたいな人達もいました。

公演を無事終える事が出来たのも、全ては支えてくれた皆様のお陰です。

心より感謝しております。

 

作品に関しては、携わってくださった皆様一人一人の中で、

それぞれの形を完成させてくれていることでしょうから、

特に語る事はありません。

 

今回の公演のテーマは「初心」でした。

メンバーのみで、セットや照明の力は借りず、芝居のみで勝負する作品。

…とか何とか言っておきながら、

結局芝居だけで成り立つもんじゃないんだよなぁ演劇とは。

と改めて感じさせてくれる公演となりました。

 

これは声を大にして言える、私の自慢ですが、

7millionsのお客様は皆、とても愛情が深い。

それは、役者に対して、作品に対して、ひいては演劇に対して。

一人一人がその空間、その時間を大切にしたいと思ってくれている。

7millionsをいつも支えてくれているスタッフの皆様にいたっては、

もはや説明は不要でしょう。愛しかない。

 

今回は数年振りに、お客様に面と向かってお礼を伝える事が出来、

小劇場ってやっぱ良いなぁと。心底思いました。

メンバーのみの公演、8年振りに脚本を書く者もいれば、

6年振りに板の上に立った者、加入して二年、待望の初出演だった者、

奇跡的なめぐり合わせで成立した、いつかのお盆。

正直、次にメンバー揃っての公演が在るかすら分からない。

当たり前ですが、メンバーにもスタッフさんにもお客様にも、

それぞれに家族があり仕事があり、それぞれの人生があります。

そんなこんなが奇跡的に、あの空間、あの時間に交わって、

一つの作品を創る。それって奇跡みたいなもんなんですよ。

それって凄く尊いんだって事。

決して忘れてはいけない「初心」を思い出させてくれました。

 

お蔭様でこの、いつかのお盆は、我々が回帰すべき場所となりました。

規模の大小はあれど、

これが7millionsだ。という公演になったと自負しております。

 

これからも、尊重と敬意の念を忘れず、

7millionsらしく歩んで行きたいと思っております。

コボレルまで。

どうか温かく見守っていただければ、是、幸いでございます。

 

 

ありがとうございました!!

 

―鷲尾直人―




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