平時ではなく有事という感覚を痛感させられる今日この頃。
皆様いかがお過ごしですか??
7millions主宰、鷲尾直人です。
今まで当たり前と感じていた日常が次々と打ち崩され、
その当たり前はとても尊いモノであったと日々痛感しております。
本日は皆様に、大切なお知らせがございます。
2020年10月に上演を予定しておりました7millionsの本公演ですが、
昨今の情勢を鑑み、中止とさせていただく事となりました。
楽しみしてくださっていた皆様、申し訳ございません。
この決断に至ったのは、我々7millionsにとっての演劇が、
「たかが娯楽、されど娯楽」であったからであります。
僕は専門家でもないので一概には言えませんが、
今までの日常が戻ってくるのは、もうしばらく先の事なのだと思います。
いや、その日常すらも、今までの当たり前とは違ったモノで、
新しい形の「日常」なのかもしれません。
ただ、どんな形の日常であれ、命あってこそ、です。
自分や家族、友人や仕事仲間、皆の命があってこそ。
命があり、健康があり、生活の保障がある。
それらがあってこそ、娯楽があるのだと思います。
そう考えると演劇は、たかが娯楽と言うしかないのかもしれません。
しかし娯楽は、日常の最後のピースであり、必要不可欠なモノ。
されど娯楽なのだと僕は思います。
我々7millionsは、娯楽である演劇を、大切にしたい。
演劇を、皆様の日常に不安の影を落とす存在にしたくない。
そう考え、この決断に至りました。
もちろん、不安を活力に変える為の演劇、という考えもありますし、
時期尚早の決断かもしれません。
決して、我々の決断が正しい、と思っている訳ではありません。
ただやるからには、携わる全ての人が、不安を感じる事のない状況で、
笑顔溢れる最高の娯楽にしたいという、単純なる「想い」です。
ご理解いただけましたら幸いです。
最後になりましたが、
公演を楽しみにしてくださっていた皆様、ありがとうございます。
この決断を受け入れてくださった関係者の皆様、ありがとうございます。
そして、日々我々の生活を支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
無事日常が訪れた日には、されど娯楽である演劇を、全力でお届けする事を約束します。
その時まで皆様、どうか健やかにお過ごしください。
一日も早く皆様に、日常が訪れる事を強く願っております。
2020年5月6日 7millions主宰 鷲尾直人